「ゼルダの伝説ムジュラの仮面」お面屋の言葉を哲学する

      2017/06/25

 

いらっしゃいませ。

もうすっかり常連になってくださいましたね。
ところで皆さまは、ゲームをしますでしょうか。
小さいころ家族や友達と一緒にゲームをプレイした記憶は今も色褪せていません。

本日は、NINTENDO64用ソフト「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」からです。
物語は、時の勇者リンクが森をさまよっているところから始まります。

大切な馬を小鬼に奪われて追いかけているうちに、不思議な街に着くのです。
そこでは3日後、月が落ちてきて滅ぶことが運命づけられています。
リンクは時のオカリナの力で、何度もこの3日間を繰り返しながら進みます。

そして出会ったのは謎のお面屋。
小鬼に奪われた仮面を取り戻してくれと言うのです。

たくさんのお面の力を借りて、試練を乗り越えるリンク。
最後には月を止めることができ、新しい朝を迎えることができるのですが、その際のお面屋の言葉が妙に考えさせられます。

 

エンディング後に・・・

 

出会いがあれば 必ず 別れは 訪れるもの。
ですが、その別れは永遠ではないはず・・・
別れが 永遠になるか 一時になるか・・・それはアナタしだい。
では、失礼します。

 

終始一貫して謎に包まれているお面屋ですが、実はずっと見ていてくれたんだと子供ながらに感動しました。

そして今、改めてこのセリフを見ると、すごく納得してしまいます。

出会ったということは、未来の別れも同時に決まっていることです。
そこにあえて目を向けて受け入れ、その上で「別れ」を永遠にするか、一時のものになるのかは、まさに自分次第です。

別れはとても怖いものです。
下手をすれば命にだってかかわります。
色んな別れの形はありますが、そのどれもが出会ったから生まれたことで。
自分次第でまた出会い直せるのです。

出会うこと、触れ合うことを恐れてはいけないのです。

お面屋の人生は作中で細かく語られませんが、多くの出会いと別れを越えてきたことはわかります。

彼の中では、リンクとの出会いも、必然的に生まれる別れも同じ意味を持っていたのでしょう。

 

グッドエンド

 

物語の中でたくさんお面を集めてゲームクリアすると、最後のセリフがこうなります。

 

あなたはずいぶんたくさんの人を幸せにしたんですね。

 

お面をひとつ得るのに、多くの人と関わり助け合うことになります。
その想いこそがお面なのだということです。

お面屋はそれを知っているからこそ、別れが必ずしも永遠ではないと言えるのかもしれませんね。
「心の中にいつもいる」と本当に思える強さでしょう。

出会いと別れはその実同じものなのかもしれません。
また、一緒にいる期間と濃度は関係ありません。

出会いと別れを繰り返し、私たちは多くの幸せに触れていけるのです。

 

・・・・・・

 

さて、今回はゲームの話題ということで変わり種でしたね。
たまにはこういうのもいいかと思います。

ちなみに私「ゼルダの伝説ムジュラの仮面」が本当に大好きなので、これからも度々登場するやもしれません。

あぁ今回も遊んでやがるな、と思っていただければ幸いです。

それでは今回は少し短めですがこのあたりで。

またお越しいただけるのを楽しみに待っています。

スポンサード・リンク

 - ゲーム