本田圭佑選手の名言を考える成功哲学
2017/06/25

いらっしゃいませ。
本日は、確たる自分を信じ続けて進む、サッカー日本代表の本田圭佑選手の言葉について考えてみます。
長年その強烈なリーダーシップでチームを引っ張り、心ない言葉にも耐えてきた本田選手の精神力の源泉を探ってみましょう。
僕は毎日、こうなりたいというイメージを頭のなかに描いている。でも強い相手と1試合すると、そうやってイメージする以上に明確になりたい自分の姿がはっきりと見えてくる。「こうなりたい」が、「こうでなければならない」に変わる。
こちらの言葉は、2010年の欧州チャンピオンズリーグで敗退した直後のインタビューでのものです。
チャンピオンズリーグで得たものは何かという問いに対しての本田選手の答えです。
この言葉から、本田選手の本当の強さ、正しさが見えてきます。
理想の自分をイメージすること。これだけ聞けば、だれでもできることのように思えます。
実際、誰でもできることでしょう。
しかし、大切なのは「毎日」というワードです。
毎日理想の自分をイメージするということは、理想の自分を頭に描き続けるということです。
人間どうしても浮き沈みがありますよね。
とても楽しく幸せを感じるときもあれば、何をやってもうまくいかない、自分を嫌いになりそうなときもあるでしょう。
それでも「毎日」浮かべた理想の自分を、絶やすことなく大切にするのです。
想像以上にしんどいことです。逃げ道を自分で捨てるのですから。
こうして持ち続けた理想の自分があるから、強い相手と戦ったときに今の自分の位置を知ることができます。
そこにたどり着くまでに必要なことがわかります。
心には、安定効果と呼ばれる現象があるそうです。
心は安定した状態を好むため、変わろうとしても元に戻ってしまうといった現象です。
最も安定した状態とは、心にとって最も現実感のある状態のことです。
今の現状が最も現実感があり安定しているので、せっかく自分を変えようと一念発起しても、それがとても不安に感じ、結局元に戻ってしまうのです。
ところが、この理想の自分のイメージを、強く、常に持ち続けることができるのであれば、いつしか理想の自分こそが最も現実感のある状態になります。
理想の自分が現実の自分で、自分はこういう人間なんだから、こういう行動をとらなければならない、と。
それを続けると心が安定を求めて、今度は理想の自分に落ち着くのです。
文字で書くと単純で簡単ですが、常に理想の自分のするべき振る舞いや行動に重ねるというのはなかなかできるものではありません。
それができる本田選手だからこそ、ここまで人を動かすことができるのです。
このインタビューを見て、私は本田選手が強い理由は意思の強さだと感じました。
大きな試合に負けた直後にこんな言葉が出るというのは、間違いなく本当に「毎日」理想の自分を掲げているからです。
あなたには夢がありますか?
もしあるのでしたら、どうか大切にしてください。
夢を叶えて、それが普通となった自分を想像してください。
信じること、継続することはとても大きな力になります。
本田選手が日本サッカー界を変えたように、あなたの心にも世界を変える力が備わっているのです。
不安なのは変わろうとしているから、過渡期だからです。
そのまま愚直に信じることで、自分の常識は必ず変わります。
常識が変われば今まで見えなかった新しい道が見つかることもあるでしょう。
新しい理想の自分が浮かぶこともあると思います。
それをまた大切にしてどんどん歩いていくことができるのです。
PS
私自身、今まで生きてきて感じたことをどうにかして誰かに伝えたいなぁと思っていました。
しかし、ただの一般人である私の言葉など、誰も聞いてはくれません。
ただこの気持ちはずっとあって、特に強くなってきたとき、ブログで発信することを思いつきました。
自分としてはかなりの名案です。
なにしろ文字で残すのでリアルタイムでなくてもいい、さらにネットに繋がってさえいればどこでも見られる。
この記事が、どうか必要とされる方に届くよう祈っています。
たまたま見ていただいた方、心の琴線に触れる部分はあったでしょうか。
最後になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。